ドッグフードの上手な切り替え方。愛犬に負担を掛けないフードの変え方をマスターしよう

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・新しいドッグフードをあげたらウンチがゆるゆるになっちゃった。
・ドッグフードって好きな時に変えちゃってもいいのかな?
・獣医からそろそろ子犬用のドッグフードを変えようと言われた。

このような経験はありませんか?
犬と生活するうえで必ず経験するドッグフードの切り替えですが、
好き勝手にドッグフードを変えるのはNG。
コツを知っていないと愛犬に思わぬ負担を掛けてしまうこともあります。

今回はドッグフードの切り替えるタイミングや方法、注意点について解説します。

目次

ドッグフードを切り替えるタイミングは?

ドッグフードはライフステージや健康状態によって愛犬に必要な栄養バランスが変わり、
切り替えるべきタイミングがあります。

  • 子犬→成犬→シニア犬に移行する時
  • 妊娠した時
  • 肥満、アレルギー、涙焼けなど体調に異変が起きた時
  • 今よりも良いと思えるドッグフードが見つかった時

子犬→成犬→シニア犬に移行する時

犬はライフステージごとに最適な栄養バランスが異なります。
・子犬時期はよりエネルギー価の高いフードを
・成犬期は運動量に合わせた栄養バランスで
・シニア期は関節や病気に配慮したフードを選ぶ
など

それぞれの時期に合わせたフードを選ぶことが大切です。
※子犬期のフードの選び方→子犬におすすめのドッグフード5選
※成犬期のフードの選び方→成犬におすすめのドッグフード5選
※シニア期のフードの選び方→シニア犬におすすめのドッグフード5選

妊娠した時

妊娠後期、授乳中の犬は通常より多くのエネルギーを必要とします。
栄養が足りないと子犬の発育不全や母犬の健康に影響を及ぼしてしまうので、
十分な栄養を与えられるドッグフードを選びましょう。

肥満、アレルギー、涙焼けなど体調に異変が起きた時

太り気味の子や病気にかかってしまった時は食事を通した栄養サポートで改善できることがあります。
獣医さんや栄養士さんに相談しながらドッグフードを切り替えを検討してみるのもおすすめです。
※太り気味の子にはこちら→糖質制限食は犬にも良いってホント? メリットとデメリットについて解説

今よりも良いと思えるドッグフードが見つかった時

原材料の質や愛犬の状態にあった栄養バランスなど、ドッグフードを選ぶために検討する項目はたくさんあります。
今あげているフードより愛犬に合っていると感じるフードを見つけたときは変えてみるのも良いでしょう。

愛犬に合ったフードに切り替えると健康状態が改善し、想像以上に見た目が生き生きとしてきますよ。

ドッグフードが身体に合っているときに起きる変化

  • 便の質が良くなる(少なくなる)
  • 適正体重が維持できる
  • 被毛に艶が出てくる
  • 肌荒れが良くなり、肌にハリが出てくる

そのほかに切り替えたいときは?

ドッグフードの切り替えタイミングについて
ライフステージや病気以外にも、気になる異変があったときはご飯の改善を検討してみましょう。

ドッグフードの切り替えを検討したい時

  • 被毛に艶がなく、肌にハリがない。
  • フードを切り替えてから便の量が増えた。臭くなった。
  • 軟便や下痢など便の状態が良くない。おならが頻繁に出るときも注意
  • 運動量が減り1日に必要なカロリー量が少なくなった。
  • 太ってきた

以上のような変化があったときはドッグフードの切り替えをしてみると改善することがあります。
※ペットショップからお迎えした子はこちらもチェック→ペットショップで与えられていたドッグフードを切り替えるタイミングは?

ドッグフードの上手な切り替え方法は?

ドッグフードを急に切り替えてしまうと愛犬に胃に大きな負担を掛けてしまうため、
切り替えは徐々に移行させていくことが鉄則です。

新旧のドッグフードを混ぜながら与え、1週間かけて新しいフードの比率を高めていきましょう。

フードの切り替え方は10日間かけて切り替えていく方法もあります。
過去にフードの切り替えで体調を壊してしまった子などは10日間かけて慎重に切り替えていきましょう。

10日間かけてドッグフードを切り替えていく方法

日数新しいフードの割合旧フードの割合
1日目10%90%
2日目20%80%
3日目30%70%
4日目40%60%
5日目50%50%
6日目60%40%
7日目70%30%
8日目80%20%
9日目90%10%
10日目100%0%

切り替え中に異変が起きたときは?

軟便や下痢、嘔吐、食べないなどの異変がみられた場合は問題がなかった割合まで戻して様子を見てください。
体調が安定したらもう一度切り替えを試していきます。
ただし、前回よりもゆっくりとしたペースで切り替えを進めてくださいね。

また調子が悪くなってしまう時はフード自体が合っていないのかもしれません。
その時は残念ですが、切り替えようとしたフードへの変更は諦めましょう。

切り替えた後の注意点は?

新しいフードへの切り替え後は2カ月間は様子を見ましょう。

切り替えた後に気を付けること

身体に合っているとき身体に合っていない時
便の質が良くなる(少なくなる)軟便、量が増える、匂いが臭くなる
体重が維持できる痩せる、太る
被毛にツヤが出てくる被毛にツヤがなくなり毛が平らになる
肌にハリが出る。肌荒れの改善肌がカサツク、ベタツキやフケが出てくる

犬の健康状態は皮膚、被毛に顕著に現れます。
被毛は3週間かけて生え変わるので、最低1カ月~2カ月は愛犬の変化を観察しましょう。

ドッグフードを一気に切り替えても良い?

ドッグフードを一気に切り替えるのはリスクが高いためNGです。

急に切り替えることのリスク

  • フードを切り替えることに愛犬がストレスを感じる
  • 軟便や下痢になる
  • アレルギー、食物不耐症の危険がある。

フードを切り替えることに愛犬がストレスを感じる

犬は環境の変化を好まず、フードを切り替えることにストレスを感じる子もいます。
健康にも良くないので切り替えは徐々に行いましょう。

軟便や下痢になる

ドッグフードを一気に切り替えると胃に負担が掛かり軟便や下痢の原因になります。
ストレスに感じることと同じく、徐々に切り替えることで腸に掛ける負担を軽減しましょう。

アレルギー、食物不耐症の危険がある。

フードを変えるときに気を付けたい病気がアレルギーや食物不耐症など、特定の食材に対して過敏に反応してしまう病気の発症です。

主な症状は下痢や嘔吐(アレルギーは皮膚炎も)
このような症状がみられた場合はフードの切り替えを中止しすぐに獣医に相談しましょう。

まとめ

ドッグフードを切り替えるときのポイント

  • ライフステージに応じてフードを切り替えていく
  • 身体に異変があったときはフードを変えることで改善することもある。
  • フードは1週間かけて徐々に切り替える
  • 切り替え後は2カ月程度様子を見る。
  • ドッグフードを一気に切り替えるのはNG

ドッグフードの切り替え方についての解説はいかがでしたでしょうか?
ドッグフードは成長に合わせて最適な栄養バランスのフードを選ぶのが大切です。

切り替え方を参考にして、愛犬に負担を掛けない方法をマスターしましょう。

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