【分析】400種類のドッグフードを徹底分析。2022年のドッグフードトレンドは?

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  • 高タンパク質フードが良いらしいけど、どのぐらい入っていると高タンパクなの?
  • プレミアムドッグフードっていくらぐらいが相場なんだろう?
  • 低カロリーフードってどのぐらいのものを選べば良いの?

このようなことを疑問に思ったことはありませんか?

頭では〇〇のドッグフードが良い!
と思っていても、

「種類が多すぎて結局どのドッグフードが良いかわからない」
なんてこともあると思います。

そこで今回は当サイトで調べた400種類のドッグフードを徹底分析し、
市販されているドッグフードはどのぐらいタンパク質が入っていると高タンパクなのか?

ドッグフードに含まれるカロリーの平均値は?

など

あらゆる角度から2022年ドッグフードのトレンドを検証していきます。

目次

成分表に書かれている栄養素を分析。タンパク質や脂質の平均値は?

ドッグフードの成分表に記載されている
≪タンパク質、脂質、繊維質、灰分≫
今回は4つの項目に炭水化物(糖質)も加えた5つの項目で平均値を算出しました。
ドッグフードに含まれる平均的な成分値はどのぐらいか?

最新の栄養バランスのトレンドを見てみましょう。
※グラフ作成に使用した数値は乾物量分析(DM分析値)を使用しています。
ドライフードの場合、DM分析値×0.9が成分表に記載されている数値と考えましょう。
DM分析値について詳しくはこちら→ドライフードからウェットフードへ切り替える際に知っておきたい成分表の見方。保障分析値/乾物量分析値について解説

DM分析値のタンパク質平均値は28.55%保証分析値に直すと27%前後になります。
成犬の理想的なタンパク質量が25%以上と言われるなか、
25%~35%のドッグフードが一番多い結果となりました。

35%以上からは高タンパク質フードと言っても良いかもしれません。

脂質の平均値は14.00%でした。

16%以上は高脂質フードと言われる中、比較的脂質含有量が多めにフードが多い様です。

脂質量は嗜好性にも影響しますので、食いつきに配慮したドッグフードが多いのかもしれません。
※食いつきのお話はこちらもチェック→理想的な3大栄養素のバランスは? 愛犬に理想的な栄養配分を徹底考察

繊維質の平均値は2%~6%がもっとも多い結果になりました。
繊維質の場合5%以下が理想値と言われます。
10%以上含んでいるフードはほとんどが体重管理用やダイエット用フードです。

灰分の平均値は8.24%。理想値と言われる5%~10%の間にほとんどのドッグフードが収まっている結果となりました。

灰分は多くても少なくても身体に悪影響を及ぼしてしまうので、特別な事情がなければ平均値近辺のドッグフードを選ぶとよいでしょう。

成分表には載っていませんが、炭水化物(糖質)についても平均値を算出しました。

糖質の平均値は49.24%、ドッグフードに含まれる成分のおよそ半分が炭水化物で構成されているということですね。

糖質量が40%未満のフードは低炭水化物と考えてよいかもしれません。

※各栄養素についての紹介はこちら→犬に必要な6大栄養素とは? 

カロリーの平均値を分析

ここまではドッグフードの各成分について平均値見てきましたが、
カロリーについてはいかがでしょうか?

健康的な成犬に理想的なカロリー量は350kcal~400kcalと言われています。
実際の平均カロリーを見てみましょう。

カロリーの平均値は344kalでした。

理想値よりも少ない数値ですが、
カロリーは一つ注意しなければいけないことがあります。
ウェットフードは水分を多く含むため、
比較に使うカロリー量が低くなってしまうのです。
そこでカロリーについては『中央値』を算出したところ、『350kcal』という結果でした。
カロリーについては中央値を参考にしたほうが良いかもしれません。

中央値って?
全比較商品の『真ん中の数値』を指します。
統計学で使われる指標です。

3大栄養素の配分率を分析

エネルギーの源となる栄養素≪タンパク質、脂質、炭水化物≫の栄養バランスを分析しました。
環境省が公表しているデータでは、
ドッグフードの平均的な栄養バランス:≪タンパク質:25% 脂質:15% 炭水化物:60%≫
であるとされています。

比較材料として世界的に評価の高い【オリジン】も合わせて見てみましょう。

3大栄養バランスの平均値は
≪タンパク質:26%、脂質:27%、炭水化物:47%≫
でした。

環境省の数値と比べると炭水化物量が少なめですね。

ちなみに、代表的な高タンパク質フードのオリジンはさらにタンパク質、脂質の割合が高くなっています。

カルシウム/リンの配合バランスを分析

カルシウム/リンの配合バランスは『1:1~2:1』が理想的と言われています。
骨や歯を形成する2つの成分について、平均的な配合バランスを見てみましょう。

カルシウム/リンの配合バランスは
『カルシウム:55%/リン:45%』
とほぼ『1:1』の配合バランスという結果になりました。

カルシウムなどのミネラルは適切な量の摂取が非常に重要な栄養素です。
不必要なサプリなどの摂取は控えて、ドッグフードに含まれる必要量の摂取に留めることも大切です。
※カルシウム/リンについてはこちらもチェック→ドッグフードに含むカルシウムとリンの適正比率は?摂取しすぎると成長に悪影響も

全400種類の生産国を比較。国産ドッグフードはどのぐらい?

ここからは栄養素以外の情報を集計していきます。

当サイトで調査した400種類のドッグフードをブランドごとにまとめ、全103ブランドの生産国を算出しました。

ブランドごとの生産国は約半分が国産ブランド。
ついでイギリス産、アメリカ産と続いていきます。

海外産のフードはペット先進国と言われるヨーロッパ産や北米産のドッグフードが多いという結果になりました。

第一原材料はどの食材が多い?ドッグフード多く使われている主原料を分析

第一原材料とは?
ドッグフードのパッケージに書かれている原材料は『含有量が高い順』に記載されています。
第一原材料とは『ドッグフードの中に一番多く含まれている原材料』を指します。

第一原材料は肉類が67%と大部分を占めていることがわかりました。

また、比較的安価な製品に植物を第一原料としたドッグフードが多い傾向がありました。

もう少し細かく第一原材料について算出しました。

全体を通して特筆すべきは『チキン』を第一原材料にしたドッグフードの多さですね。
チキンにアレルギーを持つ子は特にドッグフードの原材料に気を付ける必要がありそうです。

1カ月あたりの食費を分析。ドッグフードの相場はいくら?

5㎏の成犬を対象にして1カ月に掛かる食費、平均給餌量を算出しました。

1カ月に掛かる食費を算出した結果、¥5,000-~¥7,000-程度のドッグフードが一番多い結果になりました。
ただし当サイトの調査したフードはプレミアムドッグフードが多いので、
安価なドッグフードの調査数が増えるともう少し変わるかもしれません。

1日あたりの給餌量は80g~100gが一番多いようです。

各分析から見た平均ど真ん中の製品を探してみた

ここまで様々な角度から平均値を出してきましたが、
調査したドッグフードの中で『一番平均値に近いドッグフード』がどれか調べてみました。

YARRAH(ヤラー)オーガニックドッグフードチキン

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調査項目YARRAH平均値
タンパク質28.26%28.55%
脂質13.59%14.00%
炭水化物51.09%49.24%
繊維質4.89%4.58%
灰分7.07%8.24%
カロリー346kcal350kcal
原材料チキンチキン
1カ月に掛かる食費※5㎏成犬の場合¥7,900-¥5,000ー~¥7,000-
1日の給餌量※5㎏成犬の場合105g80g~100g

YARRAH(ヤラー)はオランダで作られているオーガニックペットフードブランド。
ヨーロッパにおいてオーガニックペットフードのシェアNO,1と信頼と実績を積み重ねてきたブランドです。

ドッグフード選びに悩んでしまったときは、是非YARRAH(ヤラー)を検討してみても良いかもしれませんね。

まとめ

今回は当サイトで調査したデータをもとに様々な角度から平均値を調べてみました。
今のドッグフードトレンドを見て、愛犬に合うドッグフード選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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